0002画像飴を買う女

【小泉八雲の。。。怪談。。「飴を買う女」】。。。
  島根県。松江市。中原まちにある。大雄寺の、墓場にはこんな。話がある。。。。。。
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  中原まちに、水飴を売っている、小さな飴屋があった。
  水飴とゆうのは、麦芽からつくった琥珀色のあまい汁で、お乳が出ない母親が、子どもに、与える物である。。。。。
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  この飴屋へ、毎ばん、夜が更けてから、青ざめた、若い女が、白い着物を着て、水飴を、一厘、買いにくる。。。。
  飴屋は、若い女が、あんまりにも痩せこけて、あんまりにも顔色が悪いものだから、心配に思った。。。。
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  そして、親切にたびたび尋ねてみたのだが、若い女は、なにも答えてくれない。。。。。。
 そして、
 ある晩のこと、


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イメージ 4 飴屋は物好きにも、若い女の、あとをつけて行ってみると、途中でその姿を見失ってしまった。。。。。
 そのあくる晩も、若い女は、やってきた。しかし、その晩は水飴は買わずに、飴屋に自分と一緒に来てくれといって、しきりに手招きをするのである。。。。。。
 そこで飴屋は、自分のにょうぼと、近くの友人を誘って、若い女のあとをついて、墓場へ行ってみた。。。。
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  とある、墓の、ところまでくると、若い女の姿が、消えた。。。。。
すると、地面の下から
。。。。赤ちゃんのなき声が聞こえるではないか。。。。
それから、みんなで、墓を、起こしてみると。。。。
墓の中には、若い女の、亡骸があった。。。。
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 そのそばに、生きている赤ちゃんが、いる。。。。差し出した提灯の火を見て、にこにこと、可愛く笑っていた。。。。。
赤ちゃんのそばには、水飴を入れた小さな茶碗がおいてあったのである。。。。。
 この母親は、まだ、ほんとうに冷たくならないうちに、葬られたのであろう。。。そして、
墓の中で、この赤ちゃんは、生まれた。。。。。
 そのために、母親は幽霊となって、毎晩、水飴を、買いにやって来て、赤ちゃんに、なめさせていたのである。。。。。。




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