勉強20-1

【目次】
【統合失調症者との付き合い方】
【よく分かる精神医学の基本と仕組み】
【セカンドオピニオン2】

【本文】
【セカンドオピニオン2】
セカンドオピニオン2
172頁
同世代から切り離されたまま状況から生み出された孤独・不安の中で病状が進行。
174頁
家族の機能不全
175頁
長期かつ大量に向精神病薬を服用すると、ドーパミン系を中心とした神経受容体が100%遮断され、生きる喜びや興味・意欲を失い、ただ生かされているだけの状態となってしまう。さらに、生体防御反応が起こる事で、100%遮断された神経受容体が増加を始め、(アップレギュレーション)脳に変化が起こり、少量の薬物減少にも過剰な反応が起こるようになり、大量薬物療法からの脱出が困難になってしまう。
これは精神薬理学では確立された知見でいったん増えた神経受容体がいったいどうやったら以前のレベルまで減らせるか(ダウンレギュレーション)、完全に解明できていない。ただ、多剤大量療法の悪循環から抜け出すためには、慎重かつ丁寧に、少量ずつ減薬して行くしかないという事は分かって来た。ただ、少量の服用は継続する事が必要な人もいる。
200頁
ドナ・ウィルアムズ「自閉症だった私へ」(新潮文庫)世の中が私の中に入ってこない」というのは、自分の世界に浸りきっているために時間の流れや周りの動きが全く別世界のもののようで、自分とはかかわりのないスピードで勝手に動いている感じなのだろうか。実際は世界に「自分」が組み込まれている以上、自分の世界にとどまっているわけにはいかない。ところが、ただそこに浸っていたいという彼女の気持ちとは裏腹に、突然叱責が聞こえたり追い立てられたりする。そんな彼女の感覚は「世の中は短気で怒りっぽく冷淡で容赦ない厳しさに満ち満ちていた」という文章から感じ取ることができる。
201頁
また、発達障害の人は行動の実行障害も持っているらしい。これも息子に強く感じている。アイデアや思いはたくさんあるし、いつも真剣に考えているのだが、行動を起こす前の段階で相当の時間を費やす。それによって、身体や脳に相当疲れが来ているのだという事に気付いていない。やる気はあってやろうと思っているのに、方法論やそれを具体化する事で壁にぶち当たってしまう。


【よく分かる精神医学の基本と仕組み】
武井茂樹
統合失調症や気分障害は内因性障害に分類されているが、脳の機能異常や神経科学的異常が指摘されており、体因説に傾きつつある。
ICD-10やDSM-Ⅳ-TRなどの分類体系は病因ではなく症状を中心とした分類方法を採用している。
医学の本道は病気の原因を明らかにし、原因を取り除く治療を行う。
→障害は病気ではない。取り除くは障害の否定である。
国際疾病分類第10版ICD-10第Ⅴ章(Fセクション)精神、行動および発達の障害(3-4)
「精神障害#定義」および「精神障害の診断と統計マニュアル#障害定義」も参照
ICD-10の序論にある「用語上の問題点」では、「疾患(disease)」のような用語は本質的で重大な問題が生じるため、「障害(disorder)」という曖昧な用語を採用するとしている[7]。また、「障害」について、臨床的に有意な症状や行動、個人的な機能不全の両方が存在する状態と定義している[7]。社会的な逸脱や葛藤も、苦痛や個人的な機能不全がなければ精神障害と見なすべきではない[7]。

なお、DSM日本語版ではDSM-IV以降、Mental Disorderの部分は精神疾患の訳であるが[8]、ICD-10日本語版では精神障害の訳である[7]。
(F00-F09) 症状性を含む器質性精神障害

(F10-F19) 精神作用物質の使用による精神および行動の障害

(F20-F29) 統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害

(F30-F39) 気分(感情)障害
(F40-F48) 神経症性障害,ストレス関連障害および身体表現性障害
(F50-F59) 生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群
(F60-F69) 成人のパーソナリティおよび行動の障害
(F70-F79)精神遅滞
(F80-F89)心理的発達の障害
(F90-F98)小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害
(F99)特定不能の精神障害


【統合失調症者との付き合い方】
野坂達志
40~
脳の障害で起きる病気、育て方や環境で起きない。
haka型破爪
47~
服薬量と服薬期間
悪性症候群

切替に際して患者におきる変化
多剤併用大量療法から非定型型抗精神病薬の単剤使用
70~
まず馴染みになる
生活史

71~おめでたい事があれば伝えてもよいというのは、こちら側の勝手な判断

質問は心の奥底かの引き出しからしまい込んだ体験を引っ張り出す作業
しまい込む技術がないのに傾聴する事は危険。

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